物質化学工学科は令和9年度から、学科名を”物質創成化学科”へと変更します。
情報化社会が目覚ましく進む現在において、各技術分野に情報(AI・データサイエンス)の内容を組み込んで、さらなる技術の発展を目指すことは不可避な状況にあります。化学・生物分野においても例に及ばず、データサイエンスを駆使した研究が現在大きく発展しています。
物質創成化学科では、令和9年度より化学・生物の内容を土台として、AI・データサイエンスの内容を組み込んだカリキュラムで教育を行います。
あくまでも、データサイエンスをツールとして用い、AIを補助的に使用し、その正誤を正しく判断する能力を養います。これからのAI時代に必要な、骨太の化学・生物に関する教育を目指します。
*注意:物質創成化学科は、化学・生物を学習する学科です。これからの時代には、化学・生物の分野でもAI・データサイエンスの内容を理解し、研究・技術に組み込み実践する能力が必要となります。
改組後の物質創成化学科で学習する内容の大部分は化学・生物の内容です。化学・生物実験、および卒業研究の履修も必要となります。
専門科目では、化学・生物の専門科目と、基礎的なデータサイエンスの内容を学んだのち、応用科目の一部として化学・生物とデータサイエンスの境界領域を学習する予定です。
卒業後の情報コース(専攻科進学、大学編入など)への進級も可能ですが、特に情報コースの専攻科進学については、学位取得のためにカリキュラム外の科目も履修していただく必要があり、いわゆる情報学科とは学習内容を異にします。
主な内容(化学関連)
◎ これまで第一学年後半から開始していた物質化学工学実験を第一学年前期からスタートします。
◎ 高学年にデータサイエンスとの境界領域である、マテリアルインフォマティクス、バイオインフォマティクス(名称未定)などの講義を行います
主な内容(情報関連)
◎ 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」の内容が必修化となります。