専攻科概要

目的

物質創成工学専攻は、本校化学工学料の教育を基礎として更に高度な技術専門教育を行い、研究開発能力を持った技術者を育成することを目的としている。
本校専攻料は、国の学位授与機構から教官陣容と教育内容が大学工学部に匹敵する専攻料という認定を受けているので、学士(工学)の学位が取得できる。

教育内容

特別研究と講義から成っている。特別研究では決められたテーマに関する最先端の研究を2年間行い、その成果を学会で発表することを目標としている。
講義は、語学、一般科目、共通専門科目、専門科目からなり、研究開発を行うための基礎学力と専門知識を持たせることを目的としている。
生涯教育の観点から、社会人の入学を積極的に受け入れている。企業に在籍したままで入学できる制度を有しており、現場技術者の再教育と企業との共同研究による教育研究の活性化を目的としている。

研究組織

本専攻科には、電子応用化学、生物化学工学、プロセス工学、有機合成化学の4つの研究グループがある。 
教官陣容は、教授6名、准教授6名、助教1名であり、それぞれのグループに所属して、研究計画,論文作成,研究発表など幅広く学生の研究指導に当たっている。
また、奨学寄付金制度があり、企業からの研究費の導入によって研究の高度化と活性化を計っている。

進 路

専攻科を修了した後の進路として就職と大学院進学の2つの道がある。
修了生の約6割の修了生が大学院に進学し、さらに研究を続けている。

特 徴

物質創成工学専攻では、新規プロセスの開発、設計のための化学技術教育はもちろんのこと、バイオ関連技術などの周辺技術についても教育し、幅広い視野と知識を持ち技術開発能力を備えた化学技術者の育成を目標としている。
そのため、化学工学、応用化学、生物工学の各分野の科目を適正に履修させ、研究開発に必要な知識を教授するとともに、特別実験、特別研究に十分な時間を割り当て、現象解析能力、研究開発能力を育成する。
特別研究では、プロセス工学、生物工学、有機合成化学、電子応用化学などの研究分野おいて時代の動向に応じた先端的な研究を行う。
専攻科学生は、これらの中から境界領域を含めて、幅広い研究テーマを選択することができる。

カリキュラム

下記を参照下さい。

カリキュラム・シラバス (本学Webページ)

高専Webシラバスシステム