氏名(漢字)林 啓太
氏名(カナ)ハヤシ ケイタ
氏名(ローマ字)Keita HAYASHI
性別
研究室奈良県大和郡山市矢田町22 奈良工業高等専門学校 本館北棟1F  F103
メールアドレス※hayashi♦chem.なら-k.ac.jp
※巡回ロボット対策のため、@を◆に、naraをひらがなの「なら」に変えています。
電話番号(0743)55-6152

所属

物質化学工学科 プロセス工学グループ 准教授

取得学位

博士(工学) 大阪大学 基礎工学研究科 2013

研究概要

物理化学的特性に基づいたテーラーメイド薬剤カプセルの開発
-両親媒性物質を用いた自己集合体のデザインとDDSへの応用-

両親媒性物質はミセル,ベシクル,エマルションなど様々な種類の自己集合体を形成することが知られている.これらの自己集合体は構造依存的な物理化学的特性を有しており,薬剤カプセルとして応用した場合,異なる特性を示すことを報告している(Colloids Surf. B, 152, 269-276 (2017)).例えば,構造が類似する両親媒性物質から構成された自己集合体であっても,ミセルが非常に動的な構造を有しているのに対し,ベシクルは安定した構造を有している.これら構造依存的な特性は薬剤封入や漏出,血中での安定性,細胞への薬剤送達効率など薬剤カプセルとしての機能と密接に関係していると考えられる.我々はこれら自己集合体の特性をパラメータ化し,薬剤カプセルとしての機能の関係性をデータベース化することで,各疾患や目的(治療や診断)に適した薬剤カプセルのデザイン,所謂テーラーメイド薬剤カプセルへの検討を行っている.

K. Hayashi et al., Colloids Surf. B, 152, 269-276 (2017)

研究室Webサイト

https://processgr-nitnc.jpn.org

researchmap

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